7人組グループのデビュー7周年記念作品、というだけにとどまらず、BTSファンや評論家の間でもさまざまな解釈を生んだアルバム。ユングの心理学を取り入れた『MAP OF THE SOUL : PERSONA』から始まる新シリーズ待望の続編であり、ジャケットにさまざまな“7”が重なり合っている点からも、論議が巻き起こるは織り込み済みとも考えられる。前作収録の5曲に、新曲15曲を追加した構成だが、デビュー当時の楽曲をサンプリングして進化させた「Interlude:Shadow」など、BTSの歴史にフォーカスしながら、新しいペルソナを創造しているかのよう。アメリカのシンガーソングライター、ホールジーをフィーチャリングした「Boy With Luv」に加え、スペシャルトラック「ON」にはオーストラリアの世界的アーティスト、シーアが参加。その他の楽曲も作曲陣に海外のソングライターを迎えるなど、世界のトレンドを意識したサウンドメイキングを重ねながらBTSらしさを失わないオリジナリティにあふれている。