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プレビュー

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誘拐された科学者を救出する任務は、想像をはるかに超えた危険なものとなり、ボンド(ダニエル・クレイグ)は凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うことになる。

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これは形を変えた「007は二度死ぬ」

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ysknuckle
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2022-01-19
"ダニエル"ボンド篇の5作目にあたる本作。 前作ハッピーエンド的大団円にてダニエルクレイグ勇退と思われたシリーズだが突如ダニエル続投となってファンを狂喜させたのは実に喜ばしい限りであった。 いわゆる「カジノロワイヤル」から成るリブート路線は確実にジェームズボンドの世界観を原作の進化系として確立し直した事に成功したし、新たなファン層の開拓にも多大なる貢献をした。 ダニエルクレイグはボンドシリーズにおける中興の役割を見事果たしたと言って良いであろう。 さて本作「ノータイムトゥーダイ」だが正に"ダニエル"ボンドの終焉に相応しい傑作と言えるのでは無いか。 終始流れる「女王陛下の007」からのスコア、そしてエンディングにおけるルイアームストロングの"愛はすべてを越えて"が高らかに流れ出し感動の坩堝に陥ってしまった。 ストーリー的には「女王陛下の007」と「007は二度死ぬ」を足して3で割った様な展開だが特筆すべきはやはりボンドに子供が出来ていた事であろう。 原作の「007は二度死ぬ」では日本にてキッシー鈴木との間に男子が誕生するエピソードがある。 そしてラスト、まさかのボンド死す?でエンディングを迎えるとは長年ボンドファンで居る小生にとっては正に頭蓋に白刃の斬撃を喰らうが如く仰天した! 数々の革命的刷新を図った"ダニエル"ボンドシリーズの終焉にはこれこそ正に相応しいラストであるかもしれない。 期待のアクションは申し分無し、作品の長尺も怒涛の流れに息をするのも忘れて見入ってしまうので気にならない。 観終わった後の感涙と共にダニエルクレイグにありがとう、お疲れ様と言いたい。 "ダニエル"ボンドは永遠に...